昨日の
ザ!世界仰天ニュースで,爆発事故を起こしたスペースシャトル『チャレンジャー』の事故の背景を放送していた。
主人公として取り上げられたのは,
エンジニアの
ロジャー。
ロジャーは爆発事故の危険をある限りのデータをもって
シャトルの
打ち上げを中止させようとするが,データが確定的でないなどの理由で中止は見送られてしまう。
そして爆発。
といったところだ。
一介のエンジニアとして働いていた自分には全く他人事とは思えなかった。
会社を辞めた理由未だに職に就こうという意志が芽生えない現状もロジャーの苦悩のような事象が背景にある。
エンジニアの意見は非常に軽んじられる。
ロジャーのように直接的に人の命に関わることはなかったが,どのような製品に関しても客先の財産(
健康・安全含む)を脅かしかねない状態でも出荷させなければいけない事態は多々あった。
まあ,大小はあるが。
もう自分の正義感なんて無視するしかない状態だ。
意見は出来る限りだすが受け入れられることはまずなかった。
1回や2回ではない。
何のために自分は技術や理学を勉強したのか,ここに自分がいることで他人を不幸にはしていないか,自分は何のためにここにいるのかなどの自問自答は毎日といっても過言ではないくらいだった。
それでは疲弊するのは当然でやっぱり体が持たなくなった。
それを思い出すと,技術畑でやっていきたいとは思うものの,またあの絶望感を味わうのはゴメンだ。
そうするとやっぱり踏み出せない。
ロジャーは会社幹部を集めて危険性を説明し,
NASAに対して中止要請をだすことに成功するが,NASA側からの
『100%爆発する
証拠はあるのか』との本末転倒の問いにエンジニア以外の幹部の意見で中止要請を取り下げてしまう。
これはかなり異色に感じられるかもしれないが,ここまで大きくはなくても,
よくあることと言わざるを得ない社会を経験した自分には痛切に響いた。
ということで今日は具合が悪い。